70年以上前に書かれた今回の作品は、人間社会への風刺、そして警鐘として現代も色褪せることなく、どころか更にその輝きを増しています。
そして、この「色褪せない」ことが現代人として実に悔しくも情けないのであります。
新型インフルエンザにおびえるくせに、確実に命を奪う「戦争」をやめることも武器をなくすこともしない私たちに、この戯曲は鋭く問いかけるのです。
戦争による領地拡大を目論む独裁者と、100%の死亡率を持つ強烈な伝染病の特効薬を武器に平和を訴える町医者との展開を軸に、私たち「群衆」の怖さを思い知らされるこの作品。
カレル・チャペック生誕120年を記念して、喜劇一筋のテアトル・エコーが歌入り芝居にアレンジしてお贈りする、笑って、やがてぞっとする「喜怖歌劇」。
どうぞ劇場にて、ごキフを・・・!?
脚色・演出 永井寛孝 |